超音波パルスの往復時間で近距離の障害物を検知する超音波センサーは、LiDARの音波版といえる。透明なガラスや黒い物体も検知できる代わりに有効距離は数m止まり。コウモリのエコーロケーション研究から第一次世界大戦のソナー開発、Bosch USS世代6の実測レンジ、ロボティクス定番のMurata MA40S4S・MaxBotix、8基のセンサーを使うトヨタのインテリジェントクリアランスソナーまで、性能を左右するパラメータを整理する。
2026年8月22日 センサ・ハードウェア電波の反射で距離・相対速度を測るミリ波レーダーは、雨・霧・逆光といった悪天候・悪条件に最も強いセンサーである。FMCW方式のビート周波数から距離・速度を同時に求める原理、第二次世界大戦のChain Home以来の技術系譜、Tesla社が一度は排除し後に復活させたレーダー、Continental ARS540の4Dイメージング仕様、5基のレーダーで360度をカバーするHonda SENSING 360の実例から、レンジ・視野角・分解能のトレードオフを見る。
2026年8月10日 センサ・ハードウェア加速度計とジャイロスコープで機体の姿勢・動きを直接検知するIMUは、カメラやLiDARと違い外部環境に一切依存しない代わりに、時間経過とともに誤差が蓄積する(ドリフトする)宿命を持つ。MEMSジャイロの原理からAllan分散によるノイズ解析、消費者向けチップから航法グレードまでの製品グレード分類、Xsens MTiシリーズの製品戦略までを整理する。