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記録上の状態 · 継続運用中

自宅サーバー基盤

外部クラウドに依存しない情報基盤の設計・構築・運用。

概要

外部のクラウド事業者に依存せず、家庭内の計算資源のみで実用に耐える 情報基盤を構築・運用する。設計から実装、運用監視までを単独で担う。

設計・検証の記録 ↓
上面に通気口、前面に冷却ファンのある自宅サーバー用デスクトップPC。
所有者提供の実機写真

設計・検証の記録

アーキテクチャ

SYSTEM
システム構成図: アクセス制御層からハードウェアまでの6層構造 自宅内 — 単一の物理マシン上で完結 外部ネットワーク 家庭内ネットワーク アクセス制御層 — 暗号化された専用経路のみ リバースプロキシ コンテナ基盤 メディア/ 写真管理 ホーム オートメーション AI/ 開発環境 認証/ セキュリティ 仮想化レイヤー 自宅設置PC 1台

図1 — リクエストは暗号化された経路のみを通過し、コンテナ単位で分離されたサービス群に到達する。

記録されている機能

5 項目

月額料金を払わずに、自分の写真・ファイル・パスワードを自分のPCだけで安全に管理できるようになった。

外出先からでも、暗号化された経路を通じて自宅のPCに安全にアクセスできるようになった。

声で家電を操作できるようになった。

サーバーの異常(ディスク容量の逼迫、サービスの停止など)を自動で検知し、通知を受け取れるようになった。

新しいサービスを、既存の仕組みを壊さずに短時間で追加できるようになった。

使用している技術

実行基盤

WSL2DockerDocker Compose

リバースプロキシ/遠隔アクセス

CaddyTailscale

写真・ファイル管理

ImmichNextcloud

認証・パスワード管理

Vaultwarden

メディア配信

Jellyfin

ホームオートメーション

Home AssistantMosquitto (MQTT)

ローカルAI

OllamaOpen WebUI

監視・運用

NetdatantfyWatchtower

使用機材

3 点

実際にこのプロジェクトで使っている機材と、その役割・制約です。各項目は研究ログの記録に基づきます。価格や在庫は掲載していません。

Intel Core i7-12700

このプロジェクトで使用

Intel

役割
全サービスを動かすCPU。専用サーバー機ではなく、日常使いのデスクトップPCの計算資源を共有している。
制約・注意点
1台に集約しているため、このPCの停止が全サービスの停止に直結する(単一障害点)。

NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti

このプロジェクトで使用

NVIDIA

役割
Jellyfinのハードウェアトランスコード、Immichの機械学習推論、OllamaのローカルLLM、ComfyUIの画像生成で共有するGPU。
制約・注意点
GPUメモリを複数サービスで共有するため、ComfyUIは常時起動せず必要な時だけ起動している。カード製造元は記録していない。

メインメモリ 16GB

このプロジェクトで使用
役割
WSL2上の全コンテナとロボット開発用ワークスペースで共有するメモリ。
制約・注意点
実質的なボトルネック。swap使用率98%超の警告が出たことがあり、全コンテナにメモリ上限を設定した。32GBへの増設は未実施。モジュールの型番は記録していない。

ロードマップ

01

Phase 1

基盤構築

仮想化レイヤーとコンテナ基盤を整備し、リモートからの安全な アクセス経路を確立。以降の全サービスが乗る土台を固めた。

02

Phase 2

データ移行

外部クラウドに分散していた写真・ファイル・認証情報を、 整合性を検証しながら自前の基盤へ段階的に移した。

03

Phase 3

セキュリティ強化

公開範囲を総点検し、不要な露出を洗い出して最小権限の原則に 基づき再設計。継続的な監査体制を組み込んだ。

04

Phase 4

拡張性向上

リバースプロキシと監視基盤を導入し、新規サービスを 短時間・低リスクで追加できる構成に再編した。

05

Ongoing

継続運用

スマートホーム領域への拡張と、日々の監視・保守を継続中。 計画と実装を反復しながら基盤を育てている。

研究ログ

7 記事
2026年7月15日

実行基盤とハードウェアの仕組み

WSL2上のDockerでサービス群を稼働させる実行基盤と、GPUを含むハードウェア構成を記す。

2026年7月30日

アクセス制御とリバースプロキシ設計の仕組み

暗号化された専用トンネル経由のみで外部アクセスを許可する設計と、リバースプロキシによる公開範囲の一元管理を記す。具体的なポート番号・IPは掲載しない。

2026年7月24日

写真・ファイル・認証管理の仕組み

写真管理(Immich)・ファイル/連絡先/カレンダー(Nextcloud)・パスワード管理(Vaultwarden)。外部クラウドに預けていたデータを自前基盤へ移した仕組みを記す。

2026年8月12日

メディア配信基盤の仕組み

JellyfinによるメディアサーバーとGPUハードウェアトランスコードの構成を記す。

2026年8月18日

ホームオートメーションと音声連携の仕組み

Home AssistantとMosquitto(MQTT)を中核に、Nature Remoの家電操作とAlexaの音声連携を自前基盤に接続した仕組みを記す。

2026年8月24日

ローカルAIとプライベート検索の仕組み

GPU上で直接動かすOllamaと、そのフロントエンドのOpen WebUI、外部に問い合わせを送らないプライベート検索エンジンSearXNGの構成を記す。

2026年8月5日

監視と自動化の仕組み

Netdata・ntfy・Watchtoreによる監視と、バックアップ・ヘルスチェック・更新監視の自作スクリプトの実装を記す。